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真選組副長が好きなのは…

第3章 デート!当日


到着したレストランは個室が貸し切りになっていて、内装も割とオシャレだ。
食事が運ばれて来た。
前菜はマヨネーズソースのバーニャカウダ、次にマヨネーズが隠し味のポタージュスープ、鶏肉のマヨネーズ焼きに、マヨネーズソースの冷製パスタ。味は美味しい。
食事しながら、少し土方さんと話をした。
「そういやちゃんは、出身どこなんだっけ?」
「私はずっと江戸ですよ」
「へぇー。じゃ、家族は近くに住んでんのか?今一人暮らしだったよな」
「家族はいませんよ。私がまだ3歳くらいの頃に、攘夷志士の諍いに巻き込まれて死んじゃいました。家族で私だけ生き残ったみたいです。ちっとも覚えてませんけど」
「…悪ぃ」
「気にしないで下さい。本当に小さ過ぎて覚えてないし、そんなの私だけじゃないし」
「……俺は…そんな事を、少しでも防ぎてぇんだ。何も悪ぃ事してねぇ、普通に家族と生活してるだけの人間が死なねぇようにしてぇ。それが真選組の役目だと思うんだ」
土方さんは私の目を真っ直ぐ見て言った。
…急にそういうのはズルイです。
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