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真選組副長が好きなのは…

第3章 デート!当日


そして訪れたデート!当日、私は朝から何十回目かで鏡の前に立った。
着物は散々迷ったすえ、以前見かけた土方さんの私服が黒の着流しだったのを思い出し、それに合うよう普段より落ち着いた物に決めた。
桜鼠の地に白の小花柄、黒に銀の崩し卍の帯、赤い帯留。鼻緒と簪も赤にしてみた。
化粧は薄め、昨日パックしたから良い感じだ。よし、行こう!
私は大きく深呼吸して家を出た。

街合わせ場所は大江戸スーパーに近い公園。そこにマヨリーン企画主催者が車で迎えに来てくれ、それに乗って向かう事になってるのだが、土方さんの横には、近藤さん、沖田さん、万事屋の坂田銀時さん、神楽ちゃんが並んでいた。
あ、あと山崎さん。
「おはようちゃん。今日はトシの事よろしくね」
近藤さん、昨日よりタンコブ増えてません?
「さんおはようごぜぇやす。今日は土方のヤローの引率、お願ぇしやす。あ、これは俺からの詫び代みてぇな物です。必要になったら使ってくだせぇ」
沖田さん、さりげなくバックにコンド○厶入れないで。
「いいなぁーちゃんとデートなんて。ねーねーちゃん、多串君なんかじゃなく、銀さんとデートしない?」
「それより30000人目に当たるなんて、めちゃくちゃ運が良いアルな。宝くじ買うの今なんじゃないアル。当ったら分けてくれョ」
なんであなた達までいるの?
「はは…ごめんねさん。今日は副長をよろしくね」
山崎さん…なんでもないです。
結局、迎えに来た車(普通の営業車だった)に乗るまで、その賑やかな見送りは続いたのだった。
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