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お百度参り

第1章 ヒロイン目線


口に舌が入り込む。熱い舌だ。
手は相変わらず私の全身を愛撫する。
晋助が唇を離した。銀糸がのび、フツリと切れた。
思わず、唯一自由な右手で口を押さえたら、すぐに掴まれ、布団に縫い付けられる。
「声、聞きてぇ。出せ」
晋助は手で、足で、舌で、全身で私を触る。
頭が熱い。右足を冷やしていたタオルはとうにどこかへ蹴られていた。
「もう、我慢出来ねぇ。入れるぞ」
言ったと同時に、晋助は私の中に入った。
「ん〜〜〜」
部屋に響くのは、水音と晋助の荒い息、肌のこすれる音、私の声にならない声だけ。
「……っく」
晋助のかすれた声と同時に、私の身の内で熱が爆ぜた。
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