第5章 喫茶店開店
『えええ…』
役なしの方でも色々な方がいるんだなとアクアは1人残された店で呆然とする
『うーん…要らないなら私が使ってもいいんでしょうか?』
お店を見て回ると閉店寸前の様だったみたいで、荷物も何も無い
あるのは客用のテーブルと椅子とお皿とカップにグラス
『さっきの方の物は一切置いてないですね…あ、2階もあるみたいですね』
2階を見てもガランとしていて、必要最低限のものしか置いてなかった
ベッド、カーテン、本棚、机
パチンと電気を付けると通っていた
『……何も無いです。使っちゃいましょう』
こんな店欲しけりゃくれてやるよ!と言う言葉を思い出し、アクアはうんと頷く