第2章 始まり
いつものように鍛錬をしているアクア=アリクは、ふと最近会っていないアリスの事を考える
銃と刀を下ろしただ漠然と…
『アリス…一体どこへ行ってしまったのですか』
ギュッと握るのは蓋付きの懐中時計
何故か小さい頃からこれを手放すことが出来なかった
『っ…』
家を出るという目標が達成したのか?
まだ達成出来ずに働いているのか?
それともどこかへ誘拐されてしまったのか?
考えれば考えるほど頭が痛む
けれどアクア自身アリスばかり構っていられない
父の後を継ぐために勉強しなければならない
的に狙いを定め銃を続けて6発撃つと全て的のど真ん中に当たる