第7章 とうとうバレました
『はぁ…』
パンパンッと手を叩くアクアに全員が目を向ける
『騒がしくしたら出入り禁止です』
ここではアクアがルール
つまり誰も逆らえないのだ
全員「ごめんなさい」
『ふふ、はい。いい子の皆さんにはとびっきりの紅茶や珈琲をご馳走します。勿論お菓子も』
アクアの前では全員子供のようだ
カウンターの中に入ると紅茶や珈琲の準備をしだす
『〜〜〜♪』
静かに鼻歌が響き渡る
それは全員の心を安らかなものにしていく
アリス「アクア…」
『?なんですか?アリス』
ニコリと微笑むアクア
優しげな鼻歌は終わり、静かで優しい声が響く
アリス「ううん…なんでもないの」
『?ふふ、変なアリスですね』
クスクスと優しい声で笑う