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軍神と夢魔

第9章 復活


少し時間はさかのぼり、
明朝、卯の刻に入ったか入ってない時間帯のころ。
謙信は目を覚ましていた。
謙信「・・・?」
いつものよく知る自室でないことに謙信は不思議に思う。
しかしだんだんと意識が覚醒し、
昨晩の房事を思い出していた。
謙信「あのまま寝ていたか・・・」
謙信はぼんやりとそんなことを思うと、
ふと自身の身体に柔らかい感触があたる。
謙信はふと隣を見て動揺した。
葵が自分を抱き枕にして寝ていたからだ。
房事の相手だから葵がいることには驚かない。
むしろここは彼女の部屋だから、
いるとおかしいのは自分の方だ。
昨晩そのまま寝てしまったがゆえに、
二人とも一糸まとわぬ姿のままであり、
葵の身体の柔らかさが、直接謙信に触れている、
そのことに謙信は動揺していた。
昨晩は彼女を救わなければと必死だったこともあり、
彼女の身体に初めてゆっくり触った気がすると、
謙信はそんなことを思った。
謙信「・・・胸意外とあるのだな・・・
   あとまた甘いにおいがする・・・」
謙信は一人そんなことをつぶやく。
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