第9章 復活
佐助「謙信様、相手は病人ですよ・・・」
信玄「そこまでするくらいよかったのか?」
謙信「ああ・・・
二月も気に入らんと、
遠ざけていたのを、
惜しいと思うくらいにはな」
信玄「・・・やはり俺の想像通りになったか」
謙信「想像通りとはどういう意味だ」
信玄「試験を合格しても、
しなくても姫はお前のものになるだろうってな。
まあ俺の予想では試験の期限が過ぎてから、
試験と関係なくなった姫を、
お前は手籠めにするだろうと思っていたんだが」
葵「すいません、それできなくて・・・」
謙信「・・・謝るな。もう試験は関係ない。
昨夜も言っただろう?
お前は俺の子種を糧に生きろ。
そして次はゆっくりとお前を味わうとな」
義元「謙信そんなこと言ったの?」
謙信「いけないか?」
幸村「ああ・・・もう勝手にしてください」
佐助「謙信様、くれぐれもほどほどに」
六人はそんな話をしながら、
謙信と葵の賭けの終了と、
そして葵の体調がよくなったことを祝う。