第19章 死が二人を分かつまで ※R-18
謙信「やっと邪魔者はいなくなったな・・・」
葵「あの・・・本気ですか・・・?」
謙信「当たり前であろう・・・
・・・本当はずっと前から、
お前を孕ませたかった・・・」
葵「さすがにすぐは孕みませんよ・・・?」
謙信「分かっておる・・・
そもそも一度や二度でやめる気はない。
・・・孕むのは嫌がらんのだな・・・?」
葵「・・・笑いません?」
謙信「何がだ・・・?」
葵「初めて繋がった日のこと、
謙信様覚えています?」
謙信「それはお前が褥の上でうなされたあの日か?」
葵「はい」
謙信は顔をしかめながらその時のことを思い出す。
あの日は謙信にとっては甘くたまらない日ではあったが、
愛しき者を苦しめた日でもあるゆえ、
とても複雑な日だったからだ。