第18章 婚姻の儀
信長「・・・あやつから貴様のにおいがした。
おそろいの香でもたいたのか?」
謙信「香?春日山城であの娘が、
小火騒ぎを起こしてから、
一度も使わせてないが・・・」
秀吉「小火騒ぎがすごい気になるが、
ならなんだ?あのにおいは」
謙信「・・・におい?甘いにおいしかせんが?」
三成「謙信殿には葵様から、
甘いにおいがされるのですか?」
信玄「それ俺も気になっていたんだよな・・・
謙信、お前いつもあの子のこと、
甘ったるいにおいっていうが、
俺たちは一度もそのにおいしたことがないんだが?」
義元「そうそう・・・最近は謙信のにおいだよね・・・」
謙信「何だと・・・俺には、
甘いにおいがするんだが・・・」
舞「・・・あのもしかしたら」
佐助「舞さんどうしたの?」
舞「それたぶん謙信様にだけ、
甘いにおいがしているんじゃないかな・・・」
佐助「なるほどフェロモンか・・・」
謙信「ふぇろ・・?なんだそれは」
佐助「簡単に言うと特定の異性に、
発情を誘発させる物質です。
謙信様は、葵さんを渇望していますし、
葵さんも、謙信様に一途なので・・・
謙信様以外には感じなくてもおかしくはないかと」
佐助は眼鏡を持ち上げながら説明をする。