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軍神と夢魔

第18章 婚姻の儀


信長「よかったのか?謙信。
   お前の嫁と顕如が話していたようだが?」
信長は酒を飲む謙信にそう聞いた。
謙信「かまわぬ。
   あれには一言詫びをいれてもらわねば、
   気が済まなかったところなのでな」
政宗「へえ?てっきり斬りかかると思ったが、
   どういう風の吹き回しだ?」
謙信「分からぬ。だが・・・ここであれを斬れば・・・
   葵が気に病む・・・そう思っただけだ」
信長「ふ・・・そうか・・・
   お互い甘い姫を持つと苦労するな」
謙信「・・・そうかもしれぬな・・・
   だが苦労だけではなかろう?」
信長「!!・・・ああそうだな。
   舞は俺にかけがえのないものをくれた」
謙信「俺も同じだ・・・
   戦場以外で渇望するものができると、
   思わなんだ・・・」
光秀「軍神にそこまで言わせるとは、
   あの娘やはり面白いな」
家康「光秀さんよけいなこというのやめたらどうです?
   あの女、軍神に染まっているんですから」
愉快そうに笑う光秀を家康がたしなめた。
秀吉「たしかに戦場で見た時、羽だけかと思ったら・・・
   謙信お前・・・
   あんなところまで自分に染めたのか?」
謙信「あんなところとはどこだ?
  (尻尾の布の話か?)」
謙信は秀吉に顔をしかめながら聞く。
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