第18章 婚姻の儀
謙信「で?お前のそっちとはなんだ?葵」
葵「ブーケの花食べそうって思ったでしょ。謙信様」
春日山以外「食・・・!?(驚愕)」
葵「さすがの私でもこんな祝いの席で、
花食べたりはしないですよ」
舞「祝いの席じゃなかったら?」
謙信「・・・祝いの席以前に、
今ごまかしただけで、
やはり食う気だったな・・・」
佐助「まだ治ってなかったか・・・
葵さんの悪癖・・・」
舞「悪癖?」
謙信「葵は花畑の花をもいで食う女だ」
幸村「しかも毒草とか知らずに手当たり次第」
信玄「本人に何度もやめろと言ってはいるんだが、
聞いたためしがない」
義元「毒効かないからいいだろうだもんね」
政宗「なんだよ。それ三成とか光秀か?」
光秀「さすがの俺も花は食わんぞ?合理的ではないからな」
三成「花・・・おいしいのでしょうか?」
秀吉「三成真似しようとしなくていい。
光秀も合理的、合理的じゃないという問題じゃない」
家康「・・・いっそ花食べて毒くらえばいいのに三成は」
顕如「(もしや暗殺の指令出した時この娘・・・!?)」
信長「越後の吉祥天もなかなか破天荒だな」
謙信「この際花を食うのには文句は言わんが、
毒草を口に入れるのだけはやめてくれ」
光秀「口づけをしたときに、
軍神殿に毒がいったら大変だからな?」
光秀はにやにやと謙信にそんな言葉をかける。
謙信「俺が気にしているのはそこではない」
葵「(―_―)!!」
謙信「お前はお前でなんだ。その顔は」
謙信は不満げな顔をした。