第18章 婚姻の儀
葵「なんでこんなことに・・・」
婚姻の儀当日、
葵はウェディングドレスを身にまといながら、
そんなことをつぶやいていた。
信玄「姫・・・とても綺麗だから安心しなさい」
そばには花嫁父(役)の信玄が立っている。
葵「いや・・・それはいいんですけど・・・
気のせいですかね・・・
なんか越後の人間じゃない人が・・・」
葵の先には、幸村や佐助、義元のほかに、
安土の面々が酒や料理を楽しんでいた。
信玄「ああ・・・あれは謙信の関係者として呼んだ。
俺たちだけじゃさみしいと思ってな」
信玄は愉快そうに答える。