第17章 魂の契り
・禁忌の子の呪い
命を吸う体質とそれを封じるための術のことを、
作中で呪いと表現している。
禁忌ではあるが半分は夢魔のため、
建前上は禁忌の子も、
夢魔の試験を受けることになっているが、
その時に命を吸う力を発現する前に合格させないように、
高位の夢魔に生命力を放出する
(吸う力を反転させる)術をかけられ、
そのまま試験先で衰弱死させられることが多い。
仮に試験を突破しても、
禁忌の子や裏切り者を処刑する武器で、
物理的に始末させられているため、
葵以外の禁忌の子で、
生き残った者がいるとは伝えられていない。
また葵のケースはレアであるうえに、
普通の夢魔でも都合よく、
番が見つかることはほぼないために、
葵以降仮に同じ禁忌の子が生まれたとしても、
葵の呪いを消す方法は使えない。