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軍神と夢魔

第13章 口直し ※R-18


葵の夢
大体夢魔仲間に両親の死を責められる夢が多い。
(謝っているのもそのため)
謙信は伊勢姫の死関係で葵を喪う夢を見て、
飛び起きたりするが、
葵の場合は、悪夢に対しあまり飛び起きはせず、
うなされるか泣くかすることが多い。
どちらも閨を共にするようになってから見だしているため、
まだお互いがお互いを失う怖さに、
怯えている証拠ともいえる。
どちらの夢も謙信が信玄に相談しているため、
信玄からすれば難儀な話。
(たまに一緒になって飛び起きて、
悪夢忘却のために交わることもあるのは二人だけの秘密)
とくにこの口直しの日の夜は、
葵が初めて謙信以外の子種を、
受け入れることができないと知った日でもあり、
謙信なしでは本当に生きられないと悟った葵は、
嬉しさよりも申し訳なさや負い目の方を強く感じたのか、
いつも以上にひどくうなされた。
謙信は葵の体質に最初は驚きこそしたが、
自分の所有物だから当然だろう、
自分は特別なのだなといった、
自信や優越感を抱いている。
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