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軍神と夢魔

第12章 波乱? ※注意


謙信「まあいい。ここにお前を連れてきたのは・・・
花を見せるためだけではない」
葵「何ですか」
謙信「俺の過去を・・・
女を避けていた理由をお前に教えようと思ってな」
葵「謙信様の過去・・・」
謙信は伊勢姫のことを葵に話した。
葵はその話を最初黙って聞いていたが、
最終的に涙を流しながら聞いていた。
謙信「すまない、泣かせるつもりは、
   なかったんだがな・・・
   お前は人のために、
   泣ける優しい子だったな・・・」
葵「優しく・・・なんかないです・・・
    だって・・・謙信様にそこまで思われる・・・
    伊勢姫がうらやましくて・・
    あと大切な人をなくしているのは、
    謙信様もなんだって・・・
    安心しただけなんですから・・・・・・」
謙信「・・・そうか・・・
   ところで俺もとはどういう意味だ」
謙信は葵の言葉を問いただした。
隠し事の多い娘だと知ってはいても、
聞き捨てならなかったからだ・・・
葵「そう・・・ですね・・・
    謙信様が教えてくださったんですし、
    今度は私の番ですよね・・・
    謙信様・・・
    くそみたいにつまらない昔話ですけど、
    聞いてくれますか?」
謙信「・・・・・・女子がくそという言葉を使うな。
   ・・・あと聞いてはやるが、
   とりあえずここにこい」
謙信はそういうと胡坐をかき、
その間に葵を座らせた。
葵「じゃあ話しますね」
そう葵はいうとぽつりぽつりと話始めた。
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