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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第132章 砂の都







「あーすっきりしました!!観光行きましょう!」


「うん。」



私はホテルに到着するなり人生のトップスピードで入浴と身支度を済ませた


何せ時間が勿体無いっ………と急く気持ちは山々なのだが…………



「じゃ、行こうか。」


なんて悠々と立ち上がる彼を眺めながらも


「…………いや………この部屋凄過ぎません…………?」


私の気は私達が通された部屋へと向いている


何からツッコむべきなのか本当にわからない……………



「ここ外ですよイルミさん………」


「部屋だよ。」


私はまじまじと部屋を見渡して一番気になっている事を口にした





「だって壁が無いですよ………」


「無いね。」



……………そう、この部屋には壁が無い………………



体育館の様にだだっ広く部屋か疑わしいこの場所は
湖に程近い場所に鎮座するタージ・マ○ルみたいな建物の最上階に位置している


純白に金をふんだんに取り入れた豪華絢爛な外観と違わぬ内観は圧巻で


お城だと言われても納得しか無い


庶民感覚の私に今まで未知であったアラブ圏のセレブ風が吹き荒れてたじたじであったのだが

しかしこの場所は立派に宿泊施設として機能しており私達が通された最上階は正に未知の領域であった


屋上とおぼしき厳重な扉が開かれて直ぐに絨毯の敷かれた階段に出迎えられた時点で驚きを隠せなかった私だがそこを登ると本当に建物の屋上だった時は声も出なかった


更に横幅10mはありそうな高い階段を登るとスラ○ムみたいな特徴的な屋根の間に漠然と広がった空間が私達の部屋だったのだ




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