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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第132章 砂の都




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ホライゾンコートとは本格的な味を気軽に味わえる高級ブッフェレストランだ

私の知るブッフェ形式と類似しているものの

豪華に飾られた内装や食材のジャンル毎に専属シェフが着いている等やはり似て非なるもので

私は昨夜の事等忘れて絶品に舌鼓を打つ


そして何より今日は私達が船を降りて観光、宿泊する第一目的地ムーシャの街に到着するのだ


いつまでもウジウジと引き摺ってはいられない



全力で楽しまねば………!!!



ムーシャの街は砂漠のオアシスと呼ばれる観光都市

勿論私にとって砂漠なんて未知でありオアシスだなんて魅惑的な響きにワクワクと弾む胸


きっと素敵な思い出を残せるだろう………なんて想像しながら大きな一口を飲み込んだ時



「あ………沙夜子さん!おはようございます!」



つい数日前に聞いた可愛らしい声が私を呼んだ


「アキホさん!おはようございます!」


振り返れば小柄な女性がニッコリ手を振っていた

部屋はお向かいでも顔を合わせなかった私達にアキホさんは少し恥ずかしそうに言葉を紡ぐ


「またお会い出来て嬉しいです!席ご一緒してもよろしいですか……?」


おずおずと控え目に此方を伺うアキホさん


チラリと彼の顔色を盗み見れば彼は特段興味の無さそうな視線を私に向けていて


多分嫌なのだろうけど完全に否定的では無いと判断して席を共にする事と成った




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