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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第131章 余裕な彼と精一杯の私







「だから、今日は何がしたい?」


「あ…………ご飯………食べたら……映画館に行きたいなぁ……と」


「ふーん。」



彼はぼんやりとした声を漏らした後

柔らかく触れるだけのキスをした



「………っ!!」


本当に優しく触れ合った一瞬の出来事


頬は更に熱を帯びて身体は硬直した様に動けなくなる


耳にもうるさい鼓動に只響く彼の声



「朝食はルームサービスで良いよね。」


彼は普段通りの余裕な表情のまま私の頬を解放すると何事も無かった様に部屋へと戻って行った



…………不意討ちのキスは反則だ…………



暫く騒いで落ち着かない胸を抱えたまま海風に熱を逃がし続けた私が部屋に戻ったのは彼から随分と遅れての事だった






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