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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第128章 仕返しと浮かれた船




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燕尾服の男性に案内された部屋は船内に数あるペントハウスの中でもロイヤルと名の付いた一番良いお部屋だった


全ての手配を行ったのは彼なのでお部屋迄は把握していなかったが最上階の中心部に位置するロイヤルはこの広大な船内にたった二部屋しか無いのだと扉の造りで理解した




本当に船なのか……マンションが浮いていると言っても違和感の無い上質な家具が揃ったリビングルーム

そして大きなキングサイズのベッドが2つ完備されたベッドルーム


広々とした洗面所には洗面台が2つ備え付けられており、可愛い猫足のバスたぶとは別空間に個室のトイレ

全て白や金で統一された家具は装飾迄優雅なもので中を歩ける程のクローゼット迄あるなんて驚愕を通り過ぎて溜め息が漏れる


そして部屋の目玉であるデッキに至ってはデッキチェアやテーブルの他、全面屋根に守られたポカンと広い空間にテレビが設置されていてソファー迄完備されていたのだ

270度のパノラマビューを拝める立地からはキラキラと輝く海が広がり非日常的な解放感に脱帽するばかりだった

部屋を全て見て周り、リビングルームのソファーに座り込んだ私は間抜けな声を漏らす


「…………いや……覚悟はしてたけど想像以上でした………」


そんな私とは相反する様に落ち着いた様子で長い脚を組み変えた彼は


「24時間ルームサービス付き、レストランは早朝5時から夜中の2時迄特別優待席を利用可能だって。」


なんて船内案内を捲りながら言った


「私にも見せてください!」


「うん。」




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