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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第124章 近付いた心と隠された本当






「トレーニング………私ハードなのはちょっと……」


実際私は筋トレを故意に避けている

引きこもりに近い毎日を送る私がいきなり筋トレを始めて続けられる筈が無いと判断した

それなら基礎筋肉を付けられて体力を作れる様な軽いものからとストレッチを選んだのだが

筋肉隆々のヒソカさんにトレーニングなんて言われると身構えてしまう


そんな心境が顔に出てしまっていたのかクスクス笑ったヒソカさんは


「沙夜子にも出来る簡単なものだよ♥️」


安心する様な笑顔で言った


私にも出来る…………


ヒソカさん自身では無く、私基準で考えてくれているのなら本当に出来るかもしれない!



「ほんまですか!是非お願いします!」



途端に弾んだ声と共に頭を下げる私は結構調子の良い奴だ



其れからヒソカさんは本当に筋トレにも満たないいくつものトレーニングを教えてくれた

何故ダイエットに効果がありそうなトレーニング等と言うヒソカさんとは無縁の知識があるのかは疑問だが教えてくれるのなら何でも良い


やはり私の行っていたストレッチは無意味で何の効果も無く、先程よりも随分と汗をかく

筋肉に効いているのが体感出来る程身体が熱くなって息が上がるけれどその分効果が凄い気がして私は必死に取り組んだ





ヒソカさんは一通り教えてくれると再びダイニングでコーヒーを飲んでいて


私は気にせずトレーニングを続けていたのだが


「ボクはそのままで良いと思うけど……沙夜子って着痩せするタイプだもんね♥️」


不意に掛けられた言葉に体の力が抜けて転ぶ


着痩せするタイプだもんね…………とは一体………………?!


私はゆっくりと顔を上げてヒソカさんを凝視した


着痩せするタイプかどうかは本来のボディーラインを見ない限り解らない事の様に思う





………………………つまり………………




………………………つまり………………




私は洞窟で醜態を晒していた……………?




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