• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第122章 マリオネットの気持ち







………私は確実に汗臭いだろう


しかし、ヒソカさんは変態紳士なので私が少々臭っても彼の様に「臭いよ」なんて真っ向から精神を抉る事はしない……と思う


彼も十分紳士だ

彼も本当に素敵な紳士なのだがヒソカさんと彼は違うタイプの紳士だと認識している


彼はデリカシー無くズバリと酷い事を言ってしまうけれど、静かに然り気無く私を甘やかしてくれたり身嗜みで肌を極力見せなかったりと素晴らしい配慮を怠らない

逆にヒソカさんは露出狂の気があるし甘やかし方もびっくりする程甘々だけれどデリカシーの無い事は決して口にしないタイプだと分析した


つまり……例え思っていても自ら近寄ってしまった手前、レディに失礼な事は言わない筈だ…………と思う


逆に我慢されているのも辛いけれど今の状況から脱するには一刻も早く操り方をマスターして離れて頂く事が先決だ

きっとヒソカさんも内心それを望んでいるだろう……………なんて考えながらも



「じゃあ手を振ってみようか♥️」


「はい!」


「クックックッ……………沙夜子それは足だよ♥️」


「………あ………」



ヒソカさんの超近距離マリオネット指導は続き、私が漸く合格点を頂き解放されたのはそれから一時間が経っての事だった




/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp