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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第118章 ブルーフラッシュ







手際の良さや手慣れた様子、そして出て来る料理のクオリティ全てが魅力的だった


流れる様に動く指先、危な気も無く捌かれる包丁、軽々と炎を操る見事なフランベ

その仕草の端々に色気を感じて止まない


其れがヒソカさんだからと言われてしまえば終わりかもしれないけれど、私はいつしかキッチン内のヒソカさんの所作に憧れに似た感情を抱く様に成っていた


軽々と振るわれる大鍋や美しい手際で盛られる食材

見惚れてしまう程の所作はきっと老若男女を問わず魅了してしまう………



……………つまり私が体得したならば彼の胃袋所かハート迄わし掴みに出来る可能性に満ちているのだ!!



数日間そんなハイスペックな友人を間近で見ていた私


どれだけコピー出来るかは解らないけれど彼と会えない期間の中で取り入れられそうな要素を吸収してしまおうとする私は愛に貪欲な乙女だろう


……………私が技を盗むつもりでガン見しているなんて知らないヒソカさんもきっと驚く筈だ




「いやぁ~……料理が出来る人は格好いいですね」


「嬉しいね♥️」


「…………憧れます!今私ヒソカさんに憧れてる!師匠と呼びたい」


「…………あ~……そっちになっちゃうのか………♣️」


「…………え、駄目ですか?」


「師匠は違うかな………♦️」





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