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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第114章 ダァさん






……………もし………もしも以前の様にファイヤーしてしまったら近隣の森迄焼いてしまうのでは無いだろうか…………?

………そうなれば被害者だって出しかねない…………

人は勿論だが動物だって被害者だ


ダァさんの住む森が無くなってしまうかもしれない…………





……………そもそも何故彼は突然夕飯を作ろうだなんて思ったのだろう………?

民泊体験で彼が料理を振る舞ってくれるのは私だけなのだと知った


と言う事は、今彼がキッチンに立っているこの瞬間はかなり貴重であり特別な事…………


何故……………?


考えれば考える程謎は深く成る


しかし特別な事には変わり無くて……



(ん……?もしかしたらちょっとダァさんに嫉妬しちゃったとか……?……俺だけ見てろよマイハニー………的な?!?!きゃーーーー!!私の旦那様可愛いッ!!………旦那様………?きゃーーーー!!!)




私は全くの見当を付けられぬまま妄想に耽った

正直、現実逃避の気持ちもあったけれど何はともあれ幸せな事には変わり無いので素直に甘えようと思えたからだった


そう考えてみると彼を待っている今この時も楽しい!


キッチンから香る良い匂い


久々に帰ったのだからゆっくり寛いでくれれば良いのに自ら進んで夕飯の支度をしてくれるなんて彼は優しいを極めている

もしかしたら私と過ごせ無い分私への愛を行動で示してくれているのかも………なんて……



「うへへ………命令とか言っちゃって不器用さんっ♪」


「は?」


「ッ!!!!!!」


「はぁ…………夕飯出来たから運んで良い?」


「………はい……お願いします……」




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