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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第110章 デパートショッピング



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流石物産展というだけあって包装されたご当地のお土産菓子やその地方の特産品等様々な物が並ぶ

彼と共に行動する生活の中で様々な場所を訪れてみても
旅行では無いのでお土産屋さんを覗く機会は無かった、よって視界に映る異世界のお土産は私に新鮮な刺激を与えた




「見てください!毒へび酒ですって………」



私が見ていたのは瓶に詰められた蛇を酒に漬けているなんともインパクトある見た目のお酒だった

日本にも蜂や蛇を漬けたお酒が存在する事は知識として知っていたのだが

目の前の其れはどう頑張って見ても有害に違いない紫色の蛇で"毒へび"なんて書いているのだから飲むべきものでは無い様に感じる



………………飲んで平気なのだろうか………?


異世界なのだし、もしかしたら見た目そのまま毒物として使用するのだろうか………


なんて繁々眺めていると



「欲しいの?」


彼はクリっと可愛らしく首を傾げた


「いえ!毒へびのお酒って飲んで大丈夫なんかなぁって………」


苦笑いで紡いだ言葉に彼は毒へび酒を見据えると淡々と唇を開いた



「蛇のペニスは根元から二つに分かれてその先が二つに分かれてるんだよ。つまり2本ある。」


「へー……………………っ………?」


私は彼のうんちくに頷きかけて声が詰まった

突然始まった下の話に固まったまま彼を凝視する他無く

何故いつも唐突にエロスな発言をするのか私には全く理解出来なかった



「普段はとても小さいんだけど、大きくなると親指ぐらいになる。そして一回交尾を始めると1日2日くっついたままなんだよ。」


「……………」



……………極めて反応に困る話だ

曖昧に頷いている今も変な汗が背中を伝う



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