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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第109章 出来る彼氏のミッション






そんな思考とは裏腹に検索したスマホには半年記念日や何年記念日なんて文字が連なり

一般的な恋人は記念日なる日にお祝いをするのだと書いてあった



(………………半年か……………。)




「………ねぇ沙夜子」


「はい!」


「少し出るけど直ぐに戻るから。」


「………えっ!………直ぐってどれくらいですか………?」


「夕飯が出来上がるまでに帰る。」


「………わかりました……行ってらっしゃい!」



少し寂しそうな彼女に見送られて街へ出る


………直ぐに戻るとは言ったものの………

スマホで得た情報によれば男はプレゼントを贈ったりするらしい

記念日なんて大層な事を言うのだからそれなりの物が良いだろう


とにかく闇雲に探すよりはと以前彼女にアンクレットを贈ったブランドの店へとやって来た

彼女はブランド物に特段執着は無いが強いて言うならここの物を良く誉めていたと記憶している



異性の店員しかいない店へ足を踏み入れるのは居心地の良いものでは無い


「半年記念日にプレゼントを贈りたいから適当なのを頂戴。」


自身の声に悠長に動く店員にイライラしながらも


「お値段はどれ「値段はどうでも良い。」


暫く待っていると5つ程の商品を持った店員がやって来て商品の説明を始めた


店員が深々頭を下げるのを無視して店を出る

選んだ品が品だけにもう一軒寄る場所が出来てしまったが無事にミッションはクリアである




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