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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第100章 私の誕生日




__________"




クルーズ船を後にして私達は最後のコーナーにやって来ていた


今までと装いが違い沢山の柵で区切られた其所は所謂動物触れ合いコーナーだ


動物の愛らしさを存分に堪能した私にとってモフモフを触りたい欲はMAXに達しており

ここに来て動物と直に触れ合えるというのは感激の他無く良く出来たシステムだと思う



「うさぎー!!!」


「………………。」


係員さんがポツリポツリと立っている空間で私のテンションは昂っていた


うさぎにハムスターなんて小動物からフクロウや鷹等の猛禽類

ヤギや羊は勿論、犬、猫、はたまた蛇やトカゲなんていう爬虫類迄触り放題


…………………ここは天国かもしれない……………




「うひゃひゃひゃ」


「気持ち悪いんだけど。」



なんて言葉を聞こえていないフリをして無表情無言の彼の手を引いて片っ端から撫でまくり、犬や猫と遊びまくり


やって来た羊コーナーにてエサを発見した

犬や猫にも思った事だが人の気配に寄ってくる動物の勢いが凄い



………きっと貸し切り故に普段貰える筈のオヤツが貰えていないのだろうと推測する

そんな今、私がオヤツを手にしたならば動物にモテモテに成るのでは…………?


私は脳内にディ○ニープリンセスを思い浮かべていた

可愛いモフモフに囲まれる………




「……………イル「はいはい。」



私が期待の眼差しを向けると同時に差し出されたエサバケツ

流石彼は私の事を良く理解してくれている!



私は大きな声でお礼を述べながらスキップで柵へ入った

私のテンションは天井知らずで有頂天に昇り



「さぁお食べ~♪」


真っ白でフワフワの羊達にご機嫌にミュージカル調で言った途端





私の身体は宙を舞っていた




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