• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第20章 異世界の山







暫く辺りを見渡して大勢の人が行き交う通りを眺めていたがじっとしていても始まらない

先ずは此所が何処なのか把握する必要がある


私が先ず向かったのは噴水の素敵な可愛らしい広場だった
丸い噴水の周りにはパステルカラーがキュートな移動販売車が停まっていて

風に靡く旗にはハンター文字で"かき氷"と書かれていた


「………読める!読めるぞ!!」


完璧に読み書き出来る様に此方の文字を事前に勉強していたが
実際来てみて読めた事は私を勇気付けた

他にもシュークリームや聞いた事も無いお菓子迄売られていて

噴水を中心にした広場には多くの親子連れやカップルなんかが冷たいかき氷を求めてやって来ていた


私は早速小さな男の子を連れたお母さんに声を掛けた


「すみません!ここって……何て言う国ですか……?」


一瞬にして怪訝な表情を浮かべた女性に生唾を飲み込む


…………もしかして言語が通じないのか……?!?!なんて考えていると



「…………パドキアですけど…」


しっかりと理解出来る言葉が返ってきた


「パドキア!!パドキア共和国ですか!!」


「………え………はい………」






………………なんと…………!!!!


私は彼の住む国に居たのだ!!!


先生がそうして下さったのか、2つ在る異世界への扉の内の1つが偶然此所だったのかは解らないが国外へ移動する事も考えていた私にはとんでもなく嬉しい事実だった



/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp