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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第97章 楽しいソリ遊び






彼も人間だ

"滅多な事では無い"という事は何らかの事態に陥ればパニックに成る可能性はあるらしい



私は好奇心が擽られて再び口を開いた………のだが


「例えばイルミさんはどんな事でパニックになりますか……?例えばです!」


「……例えば……………沙夜子が複数人に分裂したり突然沙夜子の肌が七色に光り出したらパニックまで行かなくても驚くかな。」


彼の解答は余りにも現実離れしていて全く参考に成らず


「沙夜子はパニックに陥り易いよね、もう少し冷静さを保った方が良い。」


変に長男スイッチを押してしまったのかホテルに帰り着く迄の車内で彼は永遠に私の傾向と対策を丁寧に教えてくれたのだった





「例えば沙夜子の前に人食い熊が現れたとしてどんな行動を取ると思う?A、死んだふりB、泣くC、逃げる」


「………えっと、Cかな………?」


「正解はDの命乞い。動物相手に言葉なんて無意味なのに沙夜子は土下座するタイプだ。其のあとは友達に成ると言い出す。」


「………D?!……いや、流石に「沙夜子はほぼ宇宙人みたいな人間だから何をするか解らない。この場合速やかに熊を殺す、が正しい対策だ。」


「…………へー…………」







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