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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第94章 特別




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18:30



「「「いただきます!」」」


私は結局一人残されてしまったがお義母さんとの料理は大変勉強になり本当に嬉しい体験だった


突然消えた彼については多忙な人で訳あって泣く泣く抜けるという風に事実を少々改ざんして伝えた


彼が夕方や夜から仕事に出る場合帰りは大体真夜中や朝型

せっかく彼が釣ったお魚を本人が食べられないなんて勿体無いとは思うが仕事だから仕方がないと言われては何も言えない


なんて考えながらもムニエルを一口頬張って世界は違えど久々の家庭的な味に幸せの溜息が漏れた


「美味しい~!美味しいですお義母さん!」


「ふふ、ありがとう、沙夜子ちゃんの作ったフライも美味しいわよ」


ニコニコ笑顔で誉められて盛大に頬が緩む私

居間にはラガーさん夫妻と娘さん夫妻が帰宅して大勢で囲む食卓の暖かさがじんわり染みる


「あのお兄ちゃんが釣った魚だから旨いに決まってる!」


なんて豪快に笑うお義父さん


「遠慮せずに飲んでね」


隣で穏やかにお酌をしてくれる女性はラガーさん夫妻の娘さんで少し年上のお姉さんと言った感じで気さくに話を回してくれて


「せっかく頑張ったんだから彼氏も食べられたら良かったのにね」


なんて気遣ってくれるのはお姉さんの旦那さんで優しい人柄が滲み出ている


笑い声絶えず賑やかな食卓が酷く懐かしくて久々に感じる身近な温もりに私は時間も忘れて目一杯楽しんだ



そして


夕飯の後片付けを手伝い終えると


「一番風呂どうぞ」


お姉さんに連れられてお風呂の説明を受け入浴する事と成った


レトロなタイルのお風呂には湯気が上がり湯船には湯がはられていて肩までしっかりと浸かる



「はぁ~………極楽………」


ぼんやり眺める浴室は本当に一般的な浴室



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