• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第92章 強者と弱者





単純馬鹿な彼女が考えを改めた訳で



(…………成功した事には変わり無いし何でも良いか。)



「色々な考え方があるって改めて思いました」


「ふーん。」



屈託無い笑顔を向ける彼女を横目に




何気無くカーテンの外を覗き見て失笑が漏れた


建物から出て来た少女は昨日彼女に花を売った少女だった


愁いの欠片も無い表情で上等なコートを脱ぎ捨てわざわざ汚れたダウンを羽織ると髪を乱して歩き出す

あの女に連れられて今日も花を売るのだろう





「……ほんと、強かだよね。」



「そうですね!このパスタちょっとしたたかですよね!………したたか……?なんか強情ですよね、麺が全然具材と絡みません!!」



「は?」


「………ん?」


「…………スプーン使えば。」





全ての真相を彼女に話す気は勿論無い







/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp