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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第86章 ホームシックを吹き飛ばす話






自身には無い感情なので正確な事は解らないが相当重症である事は感じ取れた


普段なら夕飯の準備をすると言ってキッチンへ飛んで行く時間帯にも関わらず彼女は未だ家族の紹介を続けている


紹介と言うよりは独り言に近いが



どちらにせよ今の彼女に夕飯を任せるのは危険だと判断する




「………俺、夕飯作るよ。」



ソファーから立ち上がった自身にぼんやり生返事を返す彼女に背を向けた


飛行船は不便だ


デリバリーが出来ないのだから必然的に自炊しなければ仕方がない


彼女が復活する迄の期間が予測出来ない今、自身が動くしか無いのだ


自身は多少食事を抜いても平気だが彼女は違う

あの調子では食事を忘れて何時間でも眺めていそうだと思ったのも腰を上げた理由のひとつだった


……………とは言え…………



(料理なんて沙夜子のアパートでしかした事無いけど………。)





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