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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第85章 白い景色と幸せ







「うーん……私が普通でイルミさんがぶっ飛んでるって言うか………」


「は?」


途端に怪訝に潜められる眉に内心驚愕してしまう


彼は自分自身の浮世離れ具合を全く自覚していないらしい

話せば山の様にある彼のぶっ飛びエピソード

何を指摘すべきかと頭を回転させていると


「頭がどうかしてるのは沙夜子の方でしょ。」



私は彼の価値観をぶっ飛んでいると言ったのだが彼はその部分が不服だったらしく解釈の違いからか淡々と反撃を開始した

別に不機嫌そうでも無いし声色も普段通りなので平気なのだろうけど私の言葉のニュアンスがプライドを刺激してしまったのかもしれない


私がよくニヤニヤ笑っているという事や行動原理が理解不能という事、そして結局私は馬鹿だと言って除けた彼の話しを私は嬉々として聞いていた


そんな態度の私に彼は呆れ顔を浮かべる


「………あのさ、今の話しをどうしてそんな顔で聞ける訳?」


「普段イルミさん私に何思ってるか話してくれへんから、だから何思ってるのかちょっと知れて嬉しいんです!!」



言い切った私に眉を僅かに反応させた彼は溜息を付いた後に


「本当、理解出来ない。」


なんて呆れ顔でマグカップを傾けた


どうやら私は彼からしてみれば随分とミステリアスな馬鹿らしい




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