ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編
第71章 パーティーの知らせ
「パーティー?」
「うん、二人で。」
「二人で………?」
「そもそもハロウィンなんて行事この世界に無い。」
「そうなんですか……?」
「だからこの部屋でだけど良いよね?」
「………はい、それは全然」
全然良い、寧ろ素敵なお誘いだし
何より彼が異世界の文化をしっかりと記憶し覚えてくれていた事に感激してしまった
ハロウィンと言えばコスプレが定番だ
パーティーと言うくらいなのだし必須だと思うのだが何か今から買いに行くのだろうか
なんてワクワクと胸弾ませる私の前に彼は唐突に紙袋を差し出した
「俺はアオザイ、沙夜子のは俺が選んだ。」
「あぁ!!あの時の!」
「料理と酒も事前にホテルに頼んでおいたからもうすぐ来るし着替えて。」
コスプレ衣装は以前私が等価交換で頼み込んだ品だった
彼の流石の手際に感心しながらも私達は各々ベッドルームと洗面所で着替える事に成った
(………………イルミさんのアオザイ………絶対写メ撮りまくる!!!)