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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第69章 スパルタコーチ






あの宣言の直後私は紙とペンを持ち出して素敵な案をまとめ彼に見せた


『目標-6キロ
1キロ痩せる毎にイルミさんに誉めてもらえる
逆に太ると冷たくされる

目標を達成した場合ご褒美を貰える(イルミさんがサプライズで用意)』


というものである

昔テレビか何かの企画で見たそれで女性達のダイエットは尽く成功をおさめていた


素敵な彼氏がいるのだからその彼がコーチをしてくれると効率は格段に上がる


呆れ顔の彼の手を取り勝手に熱い握手を交わした私は身体中からやる気がみなぎっていた



……………しかし……………





「休憩して良いって言ったっけ。」



「………………イルミさ「切り替えが大切だって言ったよね、名前で呼ばないで。はい、スクワット続けて。」


「………コーチ……キツいです……」


「まだ32回だよ後468回残ってる」



………32回私にしてみれば大健闘だ


運動不足の脚がブルブル震えて視界迄揺れる


「イルミコーチ……私を見てください!」


「…………。」


「何に見えますか!!」


「……震えた沙夜子。」


「生まれたての小鹿ですッ!!!無理です!脚が震え過ぎて分離しそうですッ!!!」


「しないよ。無駄口を叩くな。」


「ぐあっ!!!」


彼はいつぞや買った木刀を手に私のお尻を叩くのだ


痛く無い様に配慮されタオルが巻かれているものの彼の力が加われば鈍く痛い


…………やはり購入を止めれば良かった………




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