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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第63章 鈍感な感情




10月8日



私は彼の帰宅と同時に荒ぶりながら写メを連写していた

仕事から3日ぶりに帰った彼はグレーのスーツ姿に長い髪を緩く纏めた何ともフォーマルな姿をしていた

どれを取っても上等そうな衣服だが彼はそれ等を完璧過ぎる程着こなしていた

背丈にぴったり合った上着もズボンも更には薄くストライプに成ったシャツもオーダーメイドなのだろうか

格好いい事この上無く、超高級ホスト感まで感じる私だが仕事帰り、特に予定も無いのに何故そんな格好をしているのか疑問に感じた

時刻は22時を過ぎた頃

気だるげにソファーに腰掛けた彼からはふんわりアルコールの匂いがして胸が騒ぐ


そんなに決めて一体何処でアルコールを取ったのだろう………

彼は名家の御子息という事だし其れなりに何らかの付き合いはあるのだろうけど

接待なんかで使われる店と言えば着飾った女性がいるイメージがある
勝手なイメージな上に彼が簡単に浮気なんて事をするとは思えないが

女性の方が彼に好意を寄せる可能性は十二分に有り得るのだ

そんな事で想像上の人物に嫉妬するなんて私は幼稚かもしれないが彼は其れだけ魅力的で美しい



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