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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第52章 雄大な自然







「基本的に五匹程度の群を成して生活していて子育てなんかは群全体で行う社会性も高い動物で従って知能も高い。あ、ほら、食べに来たよ。」



どう見たって人間の顔を持つ真っ黒な生物は私の目に化け物として映っていた



………………知能が高いなんて正直どうでも良過ぎる……………



どこにそんなに沢山潜んでいたのか10人くらいの化け物が腸を食い千切りながら高笑いしている光景はまさに地獄絵図で

下手なホラーなんかより余程恐ろしい


「全部で13匹……多いね。群内の規律を守る為に大体は分離するんだけど、貴重な群を見れたね。」


なんて得意気に話す彼をガン見する


……………まさか…………


……………まさかとは思うがこの気色の悪い化け物を見る為に私達はキャンプをしていたのか……………?



先程彼は日本猿がどうとか言っていたが


まさかとは思うが彼はこの化け物と日本猿は=だと思っているのか………………?



だとするならばこの化け物を私が可愛いと言うとでも……………?



「沙夜子、心臓を取り合って喧嘩してるよ。」


静かに向けた視線の先

化け物達は返り血を浴びながら喧嘩しているとは思えない高笑いを発して踊り狂っていて頭のおかしい儀式にしか見えなかった



「可愛いね。」


「………………え…………」



あの化け物より何よりも狂っているのは彼の感性だった




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