• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第47章 親方と私達





……………もう一回……………?!


まだ頭が追い付かず余韻に浸る私にその様な余裕も無ければ体力だって無い


「無理です無理です!!!!!」


真っ赤な顔をブンブン振りながら拒否していると容易く剥ぎ取られたシーツ


…………ガウンを着込んでいて本当に良かった。

冷静な今この明るい部屋で彼の目に下着姿を見せるなんて考えただけで火が出そうだ


………………本当に良くも平気で裸を晒せたものだ…………なんて考えていると


彼は腕を伸ばし私を抱き寄せて悪戯に笑った

途端に近付いた距離


逞しく力強い腕……均等の取れた美しい肉体は最早芸術的ですらありこの身体に………彼に………なんて思えば身体中が熱く成る



目前に迫った厚い胸板を押し遣れば僅かに離れる身体



彼は決して本気では無い

彼が本気ならば力では絶対に敵わないのだ


そんな事は彼も私も解り切っていて

まるでじゃれつく様な行為にドキドキと胸は跳ねた


「どうして駄目なの?」


なんて言いながらも私が胸板を押せば緩く離れる距離感を彼は楽しんでいる様で


「何でもです!!!」


私が真っ赤な顔で声を張り上げれば彼は悪戯にクスリと笑みを落とすと自分のガウンを手に取りソファーへ戻って行った


ガウンを羽織る彼の背中を見詰めながら私はドキドキと胸が高鳴っていて

只単純に戯れだけを楽しむ彼の行動は私の心臓を捉えて離さなかった




/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp