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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第47章 親方と私達





……………彼の男性の顔は想像よりもずっと魅惑的だった


そして幾つか感じた事……


……………彼も汗をかくのだ


彼が汗ばむ姿を私は初めて目にした

何時でも淡白な雰囲気を纏い、余裕たっぷりな彼が見せた余裕の無い姿を思い返せばキュンと身体が疼くのが解った

私を求める彼の姿は其れだけ妖艶で色香漂うものだったのだ



…………そして本当に好きで仕方がない人と結ばれるという事の幸せ

彼は私を抱いている間、無機質で素っ気ない態度を微塵も見せず

本当に深く優しく慈しむ様に私を抱いた


彼が一体どんな抱き方をするのかなんて今迄想像した事も無かったが普段言葉数が決して多く無い彼は言葉の代わりに愛を伝えてくれている様に感じた

それは心迄彼に包まれている様な感情を抱かせ

肉体だけで無く本当に私を抱き締めてくれている……と実感した



正直…………素直に意外だと思った


彼があんなに情熱的な愛情表現をするなんて思っても見なかったのだ


なんて一人シーツに潜り込んだまま考えていると



「何してるの?」


随分近くで声が聞こえて驚きの余り奇声を上げてしまった


シーツから顔を出せば傍に腰掛けている彼の姿に事の経緯が蘇り顔に熱が集まる


随分間抜けな反応をしてしまったと思う反面音も経てずに近づかれては驚くのも無理は無いと自己完結した


「き、着替えを」


なんて笑顔を作りながら答えた私に


「随分遅いね。」


彼は無表情に言った後


「………ねぇ、もう一回する?」


なんて妖艶に口元を歪めた




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