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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第47章 親方と私達






その後私達はシーツにくるまって二人眠った


かつて感じた事の無い包み込まれる様な幸福に身を落として素肌を寄せ合えば


彼は私が眠る迄穏やかな声色で他愛ない事をポツリポツリと話してくれて


「流星群が近いから今度星を見に行こう。」


なんて素敵な言葉に私は返事を返す内にいつの間にか眠っていた



_________"




目覚めると彼は下着姿ですっかり冷め切っている湯気の上がらないコーヒーカップを傾けていた


「おはよう。」


「おはようございます……」


此方に視線を向けた彼に瞬間的に赤面する



………私達は遂に結ばれたのだ



まるで夢の中の様な出来事だが決して夢では無いと心地好い気だるさが残る身体が伝える


上体を起こしてシーツを胸元で硬く抱き寄せながら一糸纏わぬ姿にキョロキョロと辺りを見渡し下着を探していると

単調な声が


「ベッドサイドに落ちてる。」


と教えてくれた


身を僅かに乗り出して見下ろせば脱ぎ散らかったままの彼の私服に並び私の下着は床に転がっていた



……………何と艶かしい光景だろう………



様々な感覚が瞬時に蘇り叫び出したいくらいに心臓が騒ぎ始める


シーツをずるずる引っ張ったまま下着とガウンを拾い上げベッドの中で身に付けながらも交互に襲う激しい羞恥と幸福感



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