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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第46章 触れ合った想い






丁寧にひとつひとつ痕を辿り舌を這わせる彼の姿は恐ろしい程に官能的で粟立つ肌


痕の無い腹部迄舌は這い遂には太腿迄下がる頃にはまだ何処にも触れられていない筈なのに自身の物とは思えない甘い声が漏れる様に成っていた


内太腿にわざとらしくリップ音を残した後、彼は覆い被さる様に私を抱き締めてくれた

はだけたシャツから触れた素肌は普段低体温な彼からは想像も付かない熱を籠らせていて大好きな香りが鼻を掠める


彼に愛され求められているのだと思えば気持ちはどんどん高ぶり

いつの間にか取り払われ解放された胸元に彼の大きな手の感覚を感じながらも只身を委ねた



容易く変わる形を楽しむ様に両手で胸を包まれ時折敏感な場所を焦れったく指で挟まれ身体には痺れる様な快感が走る


「っ……あぁ…っ……」



一際大きな声が漏れて幾分ものろまに成った判断で慌てて唇を硬く閉じた

しかしわざとらしく直ぐ止む刺激はもどかしく堪え切れずに漏れ出る荒い呼吸


私が唇を開いたのを見計らったかの様にその指先は控え目に主張する敏感な場所を弾き始めた

途端に背筋から快楽が押し寄せて最早堪える事もままならず次々漏れるあられも無い声


彼の右手が肌を滑りショーツをなぞった瞬間身体が大きく跳ねた




特段自身を淫乱だと思った事は無い


しかし今の私はまるで待ちわびていたかの様に素直な反応を示してしまう


それはきっと相手が彼だからこそ………



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