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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第44章 意味深な置き手紙






…………下らないと思っていた快楽の鍛練………その全てを思い出す様に耳朶を啄むが彼女が起きる気配は無く

呼吸を一時的に絶てば嫌でも目覚めるだろうと愛しい唇を奪った


僅かな身動ぎを合図に意識の覚醒を促す様に唇を抉じ開け舌を絡ませる

薄く開いた瞳を確認しもっと深く舌を絡ませれば短い息が漏れ出した

そこに拒否は無く受け入れる様に開かれた唇に求めるまま角度を変えて行く


キスは何の為に存在するのか


以前迄の自身は他人と唇を合わせる事を嫌悪していた

しかし彼女には自ら望んでしまう


体温を伝え合う様に舌を絡め身体の奥を確かめる様に深く口付ければ


(……………もっと沙夜子が知りたい………もっと欲しい………)


なんて事を思ってしまってキスする理由がストンと胸に収まった


相手を愛しいと想えばこそ深く知りたい………


身体を重ねる理由はその延長にあり只愛しい彼女を単純に求める気持ちが彼女の隅々迄に届く様に

ひとつに成るとは良く言ったものだ


男と女、交わった所でひとつの人間に成れる訳じゃない

しかしこれ以上無い程に密着し体温を伝え合いお互いを強く想い合う瞬間なのでは無いかと思った


荒く漏れる吐息に苦しそうに伸ばされた手をぎゅっと握り唇を離せば涙で潤んだ瞳が自身に向けられ身体に熱が籠るのが解った

荒い呼吸を繰り返す彼女の首筋に吸い付けば魅惑的な声が漏れる


甘く誘惑する様な香りに吸い寄せられる様に彼女の首筋に痕を残しそっとガウンを解いて柔らかな胸元に唇を寄せる


自身には無い繊細な肌を舌で確かめる様になぞればピクリと身体を跳ねさせた彼女

胸の膨らみに下着越しに触れる

同じ様に熱い身体




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