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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第44章 意味深な置き手紙




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指定された場所で只ターゲットを待ち伏せる

6時から14時の間なんて雑にも程がある枠に臨戦体勢は崩さずに只息を殺す


人気も無い路地を民家の屋根の陰から眺めながら蘇るのは昨夜の事で思わず溜息が漏れそうに成った


昨夜それぞれ入浴を済ませてソファーでテレビを見ていると彼女はうつらうつらと眠りそうに成っていた

自身としては昼間に営みを思わせる発言をしていた事で必然的に今夜だと思っていたのだが彼女はどうやら相当疲れたらしくこのままでは…………と珍しく焦った

がっつかずとも彼女は自身のものに成った訳だが


………其れにしても焦らし過ぎだ



夢に迄見た彼女と再会して1ヶ月……仕事の都合で常に共に居る訳では無いが


経験が無い男なら未だしも健全な欲を抱えながら暗殺の仕事をこなせば死を間近に感じる分欲は膨らむ一方で


タイミングは何度か有ったがことごとく流れる


今にも眠ってしまいそうな彼女をベッドに運び全ての灯りを消す迄ほんの数秒

今夜こそはとベッドへ潜り彼女に近付けばトロンと落ちた瞼を僅かに開いて微笑まれてしまった

其れだけの事で溢れる温かな想いに傍にいられるだけで幸せだと思うが自身も所詮は男

其だけでは足りないのだ


彼女の柔らかな身体に寄り添い耳に舌を這わせば漏れる笑い声

耳朶を唇に含み愛撫する

耳は人間の代表的な性感帯だ
何とかスイッチを切り替えさせて目を覚まさせたいのだが彼女はスースーと寝息を経て始めてしまった




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