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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第42章 困惑の購入物






「沙夜子は飲んだり料理に混ぜて食べるんだっけ?」


「やめてください!!!!!!毒やと思ったんです!!!!!」


完全に悪戯な声色は今の状況を楽しみ私をからかっている




彼がコンドームを購入しているなんて誰が思うだろうか………

大体何故先程のタイミングだったのか心底解らない………


…………いや、配慮してくれて紳士的だと感心している私もいるが其れよりも………恥ずかしい……………


今までそういう雰囲気にも成った事があるしいずれは彼と……なんて想像はするものの其れ等がグッと現実味を増す

…………大体ヨークシンでもそういう雰囲気に成ったのだから事前に準備している物では………なんて言えないままに踞っていると



「前のホテルに忘れて来ちゃったんだよ………まぁヨークシンじゃ結局出番が無かったけど」


なんて単調な声が降ってきた


………………いや………………私は知っている



彼は几帳面な性格をしていて忘れ物チェックを再三行っていた
つまり故意に置いてきたか購入していなかった筈だ

しかし事前に準備してエチケットを守ろうとしている辺りヨークシンで購入していなかったというのはかなり薄く

故意に置いてきた線が濃くなる


鏡を見ずとも真っ赤だと解る熱い顔を上げると妖艶に笑う彼と目が合った


「これで何時でも平気だよね」


途端に心拍数が上がる身体は部屋中に音が響いている様な錯覚すらしてしまう中




「さ、お弁当作ろう」


彼は何時もの無機質な声色で言い放った

………………からかい終えて満足したらしい


「~っ…………イルミさんは悪趣味です!!!!」


思い切り睨み付けながら声を荒げば彼は白々しく「何が?」と首を傾げた





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