ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編
第8章 鍵を見付けた1年4ヶ月
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私はそのままの足で実家に来た
少し戻った体重は7キロ
そんな私の姿に家族は安心してくれている
家族団らんの居間に私の声はやけに響いた
「私イルミさんの世界に行こうと思って」
「…………いつか言い出すんちゃうかと思ってた………」
母はポツリと呟いた
「あかんに決まってるやろ。」
父は低く言葉を落とす
「………まじで」
弟は開いた口が塞がらないらしい
「イルミさんに会いたいねん!」
「………気持ちは解るけど危ないに決まってるやん……あんたなんか簡単に殺されるで……」
「絶対にあかん。」
「姉ちゃんハンターになるん……」
「ハンター試験受けたら沙夜子なんか簡単に死ぬやん!」
「私ハンターにはならんよ」
「あかんに決まってるやろ。」
「でも………お父さん、沙夜子は……「危ないやろうが!泣いてもこの家には帰って来られへんねんぞ!」
「沙夜子はそれだけイルミ君が好きなんやろ!そりゃ死ぬ程心配やけど行きたいって気持ちは解るし……」
「あかん。」
「何であんたが決めるんよ!沙夜子はもう大人で、自分で道決め「沙夜子が辛い時に助けれるんは俺らやろ!あの男は泣いてるこいつの傍におったんか!おらんやろうが!」
激しく言い争う両親に割って入る
「喧嘩はやめて!!!」
「まじかよー姉ちゃんハンターかよー」
「ハンターにはなれへん!!」
まだまだ説得出来そうに無い