• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第9章 説得の1年5ヶ月





彼が居なくなって1年5ヶ月


私は足しげく実家に通い毎日説得を続けている

母は早々に理解を示してくれたが父は頑なに異世界行きを拒んだ


それはそうだろう……簡単に許して貰える筈が無い

だから私は今日も今日とて土下座するのだ


私が異世界へ行くと言い出した事で母は一巻からハンターハンターを読み始め
私が実家を訪ねる度に"こんな危険が潜んでいる""この街は危険"なんて事を言い聞かせる


そして「私ミトさんの気持ちやわ………ゴンがハンター試験受けるの心配やったやろうなぁ……」なんて感傷に浸っている


父は相変わらずの断固反対で口もきいてくれないが私は何も言わない父に頭を下げ続けた



しっかり食べてしっかり睡眠


そして私はハンター文字を習得しようと勉強を始めた

馬鹿な事で定評のある私だが彼へと繋がる事柄はすんなり頭に入り驚く程早く文字を読み書き出来る様になった


ハンター世界の常識や色々な事を検索して世界地図を覚えたり

ゾルディックの敷地があるククルーマウンテン付近の事も調べた

パドキア共和国デントラ地区に位置する標高3722mの死火山は全てゾルディックの敷地らしく近隣の街からでもその姿を一望出来るらしい………

デントラ地区にある麓の街……私は一先ず此所を目指す事に成るのだが……果たしてどの辺りに出るのだろうか


そもそも国が違えば飛行船での移動に成るしお金を稼がなければ……


(…………健康保険証………いるかな………)


異世界に行くのに必要な物がそもそも解らない……




/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp