• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第40章 恋愛傾向






「………好きになり過ぎると暴走する………ですって。」


「しないけど。」


「……好きになったら一途で相手のことを一生懸命に思ってあげることができます。女性とお付き合いを始めるとどんな予定があったとしても彼女を優先しますし、四六時中彼女のことで頭がいっぱいになってしまいます。また心配性で独占欲も非常に強いので、ひどく束縛をしてしまったり、自分でもコントロールできないほど依存してしまうことも多くありそうです………………………お心当たりは………?」


「無い。」


言い切る彼を思い切りガン見する

この項目こそ心当たりありまくりだと思うのだが………なんて思っていると


「無いね。」


もう一度否定の言葉を呟いてから彼は視線を反らした


……………………これは自覚ありというやつだ…………


四六時中私の事で頭が一杯…………


クールでミステリアスな彼の頭の中は私の事ばかり………だなんて思えば自然とニヤニヤしてしまう


「笑ってないで早く読みなよ、見たいDVDがあるんだから。」



なんて脚を組み換える彼はそわそわ落ち着かず





・ロマンチスト
・貢いでしまう
・信頼関係を大切にする
・気づくと振り回されてしまっている
・焼きもち妬き


なんて項目を二人読みながら無表情な顔から発せられる否定の言葉を聞き続けた



「ロマンなんて無い。」


と言い切る彼は私を舞踏会に連れて行き薔薇の花束をプレゼントした張本人だし


「貢ぐなんて馬鹿馬鹿しい。」

と言う彼は私に沢山の物を与えてくれる


「信頼なんてしない。」


なんて言う彼だが毒で弱った姿を見せてくれたし


「俺が振り回される訳が無い。」


という主張だっていつも私に付き合ってくれているのだから結果的には………なんて思ってしまった


「妬いた事なんて無い。」


ヒソカさんの件で激怒した人物の発言とは思えないが



彼が否定すればする程真実味を増す文章にニヤけ切った表情を浮かべる私だが彼は相変わらず落ち着か無い様子で否定を続けた



「嘘だらけだね、下らない。」



(………………ほんまに可愛い人…………)




/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp