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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第38章 水着






絶望のまま開いた3つ目の紙袋


取り上げた水着はやはり黒だった


「……………。」


しかし見てみれば先程とは違いビキニタイプの様でまともで平凡な見た目に胸を撫で下ろしたのも束の間


次いで取り上げた下の水着はお尻の部分が透けていた


………………惜しいッ!!!!


何故透けている!!!


透けてさえいなければ平凡な水着なのに……………ッ!!!!



「………無理ですね………。」


「俺は良いと思う。」


「……………。」



……………俺は良いか知らないが私は全然良く無い

そんなに良いなら彼が着れば良いなんて想像して不釣り合いな水着姿に私は一人爆笑した



「何。」


「…………いえ、……」



気を取り直して次いで開いたラッピング


4つ目の水着もまたしても黒だった…………


ビキニタイプの水着の下の方を先に見る


何の変哲も無くしっかりお尻を守ってくれそうなフォルム………先ずは合格だ



そして上の水着を取り上げてその惜しさにテーブルへ叩き付けた

布面積も広い其れは今までの物とは違い胸をしっかり守ってくれそうだと思ったのだが谷間部分に丸い穴が開いていたのだ


布面積が広い分逆にその穴が破廉恥に見える…………



「…………私には似合いませんね」


「良いと思うけど。」


意味が解らないとでも言いた気に飄々と答えた彼に僅かな苛立ちを覚える


私は普段からあまり露出しない


下着の好みも本当は安心出来る大きめパンツが好きだ


……………私の好みが一切考慮されず自分の好みを押し付けるなんて横暴過ぎる…………





「………そんなに良いと思うんやったらイルミさんが着たら良いじゃないですか!!………ぶふっ!!」


思わず叫んだ言葉に私は吹き出してしまった

彼がセクシーな水着を着る姿を想像すると男性が女性用を着ている時点で恐ろしいが筋肉質な身体に不釣り合い過ぎて………



「あはははははははっふふっ!!!」


涙を流しながら笑い悶える私を彼は只困惑の表情で見詰めていた




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