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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第36章 水風船のヒトコマ







8月のある日



彼が仕事なのを良い事に私は大胆な遊びをしていた

先ずメイドさんに連絡し、掃除用具を一式置いて貰い

先日のパレードで購入した大量の水風船に水を入れ続けた

広い部屋に絨毯が敷かれたスペースはテレビの前のソファースペースのみでその他は真っ白な大理石に成っている

………つまり、何処で水風船を割っても掃除は残骸を拾って拭き掃除と比較的楽に思えたのだ


遊び方がかなり狂っているかもしれないが先日ひっそりバスルームで遊んで見たが味気なく

ベッドルームは論外、室内ガーデンも綺麗に手入れされてる手前気が引けて

無駄に広いリビングならば掃除を自分ですると決めれば楽しく遊べる気がしたのだ


漫画や小説は読破したし絵だって気が向かなければ描けない

DVDは結局彼と見ているので一人で見ない様にしているしゲームも少ししてみたがあまり気が乗らず水風船へとたどり着いた



大量に膨らました水風船を思い切り床に投げればパシャンと弾けて水が散る

濡れても平気な様にタンクトップとショートパンツを履いているのだが素足に水が跳ねる感覚は地味に楽しいものだった

夏という季節の中で遊びとして水を感じていない私は水遊びに飢えていたのかも知れない……


…………我ながら全く持って子供染みているが誰の目にも止まらないのだと思えば然程気にならず夢中に成って水風船を割っている





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