第35章 毒

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その後たこ焼きに似た食べ物を食べたりパレードを楽しんだ私達は大量のお菓子と食べ物、そしてアルコールを購入してホテルに戻った

元々人混みが苦手な私達だがその割には長時間歩き回ったらしく部屋に戻ると少し疲れてしまっていた


「乾杯です！………って飲んで大丈夫ですか………」


「平気だよ。」


躊躇無くウイスキーのグラスを傾ける彼

健康管理も徹底していそうだし彼が平気だと言うなら平気なのだろうが………心配な物は心配で何度も同じ事を訪ねる私に「平気だよ。」彼は同じ言葉を繰り返した



ランダムで選んだDVDを並んで観賞する


スパイ物の映画はハラハラドキドキの展開で爽快に進んで行く


隣の彼が長い脚を組み換えるのにソファーがギシリと音を経てる


昨夜彼が眠ったソファー………


彼の見たことの無い表情を思い出す


苦し気に荒い呼吸、潜められた眉に細められた瞳………


………………こんな事を思うのは不謹慎にも程があるが…………



(……………めっちゃセクシーやった…………)